2026年6月、家庭で作るカレーライスの費用は1食351円で、5月より10円安く、同じ基準で比較できる過去10年間では最大の下げ幅だったようです。

値上げ

でも、食品メーカー195社が9月に値上げする予定の商品は4531品目もあって、カレーは安くなったのに、スーパーの棚では値上げが増えていくんです。

帝国データバンクの「カレーライス物価指数」は、コメ、カレールー、肉、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、調味料、水道光熱費を合計していて、市販ルーの半パックで6食を作る想定で、1食分に割り戻した数字となっているようで、2020年平均を100とすると、2026年6月は137.1だったそうです。

前月から10円下がった理由は、前年に急騰したコメの店頭価格が落ち着き始めたことにあるようで、たまねぎなど一部の野菜も入荷が安定したこともあるのだそうです。

とはいえ、カレーの費用は下がったようにみえても、指数の137.1が示す通り、2020年平均と比べれば約37%高い水準にあるわけで「安くなった」というより、急上昇した価格が少し戻ったという感じなのでしょう。

9月の4531品目は、加工食品、調味料、飲料、菓子などメーカーが価格改定を予定する商品の合計となっていて、原材料費に加え、物流費、容器やフィルムなどの包装資材、人件費も商品の価格に含まれ、生鮮品のように収穫量や入荷量で値段が下がる食品と、工場や配送の費用を反映して後から価格が変わる商品では、動く時期が異なります。

品目数にも注意したいのですが、同じ商品が年内に複数回値上げされた場合、帝国データバンクの集計ではその都度一品目として数えるということなので、4531種類の商品が初めて値上がりするという意味ではないのですが、それでも、9月の数は2026年で最多で、2023年10月以来の規模となるようです。

家計では、カレーだけを同じ材料で作り続けるわけではないですし、コメやたまねぎが安くなっても、朝食のパン、弁当の冷凍食品、飲み物、調味料が上がれば、月の食費は減らないどころが、もっと膨らんでいくことのほうが可能性的に高いですよね。

本当にこんな嫌な時代、いつまで続くのでしょうか?